製油所に理解深める 錦岡小5年生が出光構内見学

製油所に理解深める 錦岡小5年生が出光構内見学
耐火服を試着する児童たち

 苫小牧錦岡小(河毛幸至校長)の5年生と教諭ら119人が18日、出光興産北海道製油所(真砂町)を訪れた。構内や消防車などの保安設備を見学した他、超小型電気自動車(EV)への試乗などを通して、本道唯一の製油所について理解を深めた。

   同製油所は2007年から毎年、市内の小学校1校を対象に出前授業と製油所見学を実施し、石油精製や環境問題などを学ぶ機会を提供している。今年も製油所従業員が同小に出向いて出前授業を行った上、児童らが製油所を訪問した。

   製油所の概要説明に引き続き、児童は3班に分かれて見学。野球場エスコンフィールド北海道(北広島市)42個分の広さという構内の石油精製装置や大型タンクをバスの車窓から見て回った。

   また、消防設備の見学では耐火服を試着したり、構内で超小型EVに試乗したりと各体験を楽しみ、三好基道さん(11)は「電気で走る車や最新の消防車など、安全に操業して効率よく働ける工夫がされていた」と実感していた。