苫小牧市汐見町のマルトマ食堂(三浦未店長)は23日から、市特産のホッキ貝を原料に使った和スイーツ「ほっきのみたらし団子」(200円)、「ほっきのおしるこ」(同)をメニュー化する。ホッキの貝殻に入れて提供する予定で、特産品ホッキ貝のPRにも一役買いそうだ。
ホッキ貝を粉末状にしたホッキパウダーを、白玉粉や水と一緒にこねてもちもちの白玉団子にし、みたらし団子やお汁粉で提供する。ホッキならではの風味を生かした味わいで、いずれも貝殻をなみなみと満たし、インパクトある仕上がりにする。
同店はこれまで、ホッキのアイスクリームとプリンをメニュー化し、いずれも貝殻に入れて出して人気を集めてきた。三浦店長は今回の新メニューに「今度は和をテーマにしようと春先から考えていた」と振り返る。夏に冷たいバージョンで試行して手応えをつかみ、冬に向け満を持して温かいスイーツにした。
同日から姉妹店マルミ商店(汐見町)でも売る予定で、三浦店長は「観光客などでホッキ貝を知らない人はまだまだ多い。多くの人にホッキ貝の良さが伝わるよう、新たな名物にしていきたい」と話している。