帝国データバンク苫小牧支店がまとめた9月の管内(胆振、日高、千歳市、恵庭市)の景気動向調査結果によると、企業の景況感を示す景気判断指数(DI)は前月比3・7ポイント増の33・3となり、2カ月連続で改善した。
業種別では運輸・倉庫44・4(前月比13・1ポイント増)、建設38・9(0・8ポイント増)、卸売35・2(7・9ポイント増)、農・林・水産33・3(増減なし)、製造30・6(0・2ポイント減)、サービス26・2(1・2ポイント増)、小売20・8(4・1ポイント増)となっている。
規模別では大企業が28・6(増減なし)、中小企業が34・2(4・5ポイント増)、小規模企業は34・4(3・3ポイント増)。
3カ月後の見通しについては製造と卸売、小売、サービスが改善を予測。農・林・水産と建設、運輸・倉庫は横ばいを見込んでいる。
同支店は「DIは一進一退を繰り返してきたが、国などの施策効果もあり底を打った感がある」と話す。
DIは景気が「良い」と答えた企業から「悪い」とした企業の割合を差し引いた値。50を景気判断の分かれ目としている。調査は9月中旬~下旬にインターネット上で実施。管内90社中46社から回答を得た。