本番間近 練習に熱 千歳ジュニアオーケストラ 来月8日定期演奏会

本番間近 練習に熱 千歳ジュニアオーケストラ 来月8日定期演奏会
定期演奏会に向け、熱を帯びる練習

 千歳ジュニアオーケストラ(野村聡代表)は11月8日午後2時30分から北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)で第7回定期演奏会を開く。本番に向け、幼児から大学生まで団員60人の練習も熱を帯びている。

   定期演奏会は3部構成。「鍛冶屋のポルカ」や鬼滅の刃のテーマ曲「紅蓮華」などを合奏するほか、プロコフィエフのお話付き「ピーターとおおかみ」、創立7周年を記念した特別企画として2018年3月のイタリア演奏旅行の際にビバルディの故郷ベネチアを訪れたメンバー4人による弦楽合奏とともに「四季」全曲の演奏に挑戦する。

   練習は新型コロナウイルス感染の影響で5月のリモート合奏から始まった。6月には人数を制限した分奏に移り、合奏は7月から。野村代表は「コロナで練習期間が短かったが、(練習)再開後の仕上がりがいい」と団員の集中力と努力を評価する。「制約の中で生演奏を聞いて元気になってほしい」と大勢の来場を呼び掛ける。

   苫小牧から参加しているバイオリンの星野音葉さん(11)=小学5年=は「定期演奏会が楽しみです」と話し、クラリネットの山口心詩さん(12)=中学1年=も「メインの曲に自分のパートが多いので頑張りたい」と意欲。サクソフォンの森田有咲さん(14)=中学2年=は「難しいけれど楽しい」と張り切っている。

   当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止から会場の定員を半数の620人に制限する。入場は無料。整理券を配布中。当日会場でも配布する。

   千歳ジュニアオーケストラは2014年4月に発足。団員は千歳、恵庭をはじめ苫小牧や札幌、登別、室蘭、伊達在住者が在籍する。