恵庭 ポインセチア彩り豊か

恵庭 ポインセチア彩り豊か
11月の出荷に向け、彩り鮮やかに咲くポインセチア

 恵庭市西島松の花苗生産卸・小売りのサン・ガーデン(土谷秀樹社長)のハウス内で、ポインセチアが色づいている。赤、白、ピンクの鮮やかな花苞(かほう)を楽しむ冬の代表的な観葉植物で、11月2日の札幌市内の商業施設アトリウム向けを皮切りに出荷が順次始まる。12月上旬まで。

   育苗に5カ月を要するため、11月の出荷に合わせて6月に苗を定植。葉を日光に当てたり遮断したりする「短日処理」で葉色を変化させるという。ハウスの室温は日中25度、夜間は18度に保っている。

   長さ70メートルのハウスには、30メートルのベンチが6棚。ベンチ1列に直径15センチの鉢が6個ずつ並ぶ。今年は赤、ピンク、白など22種類の葉色のものを前年比300鉢増の1800鉢を栽培する。

   ポインセチアは年明けの3月まで楽しめ、うまく育てると来冬は一回り大きく育つという。同社の山口展正専務は「家族で過ごす今年のクリスマスはポインセチアを飾って楽しんでほしい」と話す。

   同社のポインセチアは、昨年11月に北海道花き品評会鉢花の部で、初出展で特別賞(農林水産省生産局長賞)を受賞、全道一に輝いた。