苫駒大伊藤投手 日ハム1位指名 苫中央高の根本投手は5位 東胆振ゆかりの4選手指名受ける プロ野球ドラフト

日本ハムから1位指名を受けた伊藤大海選手=26日、苫小牧駒大

 プロ野球のドラフト(新人選択)会議が26日、東京都内で開かれ、苫小牧駒沢大の伊藤大海(ひろみ)投手(駒大苫小牧高出、渡島管内鹿部町出身)が北海道日本ハムファイターズから単独で1位指名を受けた。同球団が道内出身選手を1位指名したのは、1965年のドラフト制度導入以来初めて。道内大学出身者が1位指名を受けたのは、12球団を通じて初の快挙となった。

   東胆振関係では、白老町出身の若林楽人外野手(駒沢大―駒大苫小牧出)が埼玉西武ライオンズ、むかわ町出身の河村説人投手(星槎道都大―白樺学園高出)が千葉ロッテマリーンズにそれぞれ4位で指名。白老町出身の根本悠楓(はるか)投手(苫小牧中央高)は日本ハムから5位指名された。

   日本ハムから事前に1位指名を明言されていた苫駒大の伊藤選手は「日ハムは意中の球団だった。ほっとしました」と笑顔を見せた。

  東京でオンライン会見を行った若林選手はプロ入り後に地元へ「いい報告ができるよう頑張りたい」と語った。

   関係の顔触れのうち唯一の高校生で選ばれた根本選手は「活躍して恩返ししたい」と抱負を述べた。むかわ町出身としては初のプロ入り選手となる河村選手は「すごい世界に飛び込むので、気持ちを強めなければ」とりりしかった。