脳に適度な刺激を与えて活性化を図るプログラム、シナプソロジーについて学ぶ講座がこのほど、苫小牧市男女平等参画推進センターで開かれた。市民ら約20人が受講し、指先や体全体を動かしながら「脳トレ」に励み、すっきりした表情を浮かべていた。
同センターの自主事業。講師はコミュニケーション研修を手掛ける札幌市の企業、コミュニケーション・デザイン結の桜井妙社長が務めた。
桜井さんは「新型コロナウイルスの影響でストレスを抱えている人が増えている」と指摘。脳の活性化で認知機能の向上、不安感の低下、ストレスの緩和などが期待できるとし、「生活の中にシナプソロジーを取り入れてみては」と呼び掛けた。
受講者は、指先を動かしたり、じゃんけんを取り入れたプログラムに挑戦。足踏みをしながら数字を数え、3の倍数の時に止まるプログラムでは、数字を五十音に変えたり、数字と五十音をミックスすることで難度が徐々にアップし、脳をフル回転させて取り組んでいた。
桜井さんは、新型コロナに起因したストレスの緩和方法を伝えるセミナーを、12月に苫小牧市内で計画している。