接客やお金の仕組み学ぶ 「お店集会」に全校児童参加 樽前小

接客やお金の仕組み学ぶ 「お店集会」に全校児童参加 樽前小
上から落ちてくるボールをバケツで拾うゲームなどを楽しんだ集会

 苫小牧樽前小学校(深松一宏校長)は20日、児童が店の運営を体験する恒例の「お店集会」を体育館で開いた。全校児童約30人が、模擬の売り買いを楽しみながら、接客やお金の仕組みに理解を深めた。

   異学年混合の縦割り班をつくり、魚の絵を描いてクリップを付けた紙を磁石を付けたさおで釣り上げる魚釣りゲーム、ペットボトルを使ったボウリング、射的などを班ごとに企画。6店を開いた。

   通貨は、校内での回収にも役立つよう、空き缶のリングプルやペットボトルキャップを自宅から持ち寄って代用した。

   児童たちは一定の時間で店員と客を交代し、店員の時は「いらっしゃいませ」「空いていますよ」と積極的に売り込みをして客と楽しそうにやりとり。笑顔を浮かべた。

   6年の水野統真君(12)は「店の準備をするときに、班の中で意見をまとめたり、当日の急なトラブルに対応したり、協力をする大切さを学んだ」と話していた。

   感染症対策としては、小まめに換気したほか、共有して使った物をアルコール配合の除菌シートで頻繁に拭くなどして気を配った。