11月としては 過去最少12件 道内企業倒産

11月としては 過去最少12件 道内企業倒産

 東京商工リサーチ北海道支社は、11月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比2件減の12件、負債総額は同23・8%減の15億1100万円。倒産件数、負債とも11月としては過去最少となった。一方、新型コロナウイルス関連倒産は2件発生し、累計で34件となった。

   倒産の原因別では、「販売不振」が9件を占め、「他社倒産の余波」が2件、「既往のシワ寄せ」が1件だった。

   業種別では、建設業と卸売業、小売業で各3件発生。地域別では、札幌市が4件で最多。苫小牧、千歳、室蘭、旭川、北見市などで各1件発生した。

   11月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は58人。今年1月からの累計では824人となっている。