苫小牧防火管理者連絡協議会(齊藤秀典会長)は26日、市内のホテルで定期総会を開き、市内企業や公共施設などの会員約50人が出席した。2024年度事業計画などを承認したほか、防火管理に功績のあった優良事業所の表彰も行った。
齊藤会長は「従業員を守るため職場の安全管理体制をより充実させよう」とあいさつ。事業計画には▽普通救命講習会の開催▽防火DVD等の購入、貸し出し▽事業所で行う消火訓練への水消火器・標的の貸し出し―などを盛り込んだ。
表彰したのは▽樽前山神社▽駒沢苫小牧幼稚園▽苫小牧工業高等専門学校▽出光興産北海道製油所▽苫小牧港開発―の5事業所。
総会に合わせ、市消防本部予防室の職員が新たな形の訓練「ネットで自衛消防訓練」を紹介し、「初期消火の遅れを防ぐためにも、消防設備の取り扱いの把握を」と助言した。
会員は現在180事業所。適正な防火管理の推進や会員の相互連携を通じ、災害に強いまちを目指す。