苫小牧市立中央図書館は23日、「一日司書体験」を館内で実施した。市内の小学校14校から図書委員が1人ずつ参加し、書籍を紹介するポップ作りや貸し出し業務体験を通して司書の仕事に理解を深めた。
委員たちは2グループに分かれ、貴重な図書資料が保管された閉架書庫の内部を見学したり、書籍を紹介するポップを作ったりして司書業務の一部を体験した。
その後、貸し出しカウンターに入って一般利用者への本の貸し出し手続きにチャレンジ。本のバーコードを読み取って返却日を伝えるなどの対応をした。返却された本に異物が挟まっていないかの確認や消毒作業も体験した。
苫小牧東小学校6年の山内龍空君(12)は「閉架書庫で貴重な資料に触れるなどいい経験ができた。学校図書館の運営に生かしたい」と笑みを浮かべた。