毛筆、硬筆を手ほどき 彩萌書道会が文化教室

毛筆、硬筆を手ほどき
彩萌書道会が文化教室
書道を楽しむ子どもたち

 苫小牧市の「彩萌書道会」(工藤彩華代表)は9~11月、コミュニティーセンターなど市内5カ所で小中学生向けの「書道文化教室」を開いた。文化庁伝統文化親子教室事業の一環で初めて開講し、各所で3回の教室を実施。小学1~6年生計50人が受講し、工藤代表から毛筆と硬筆の手ほどきを受けた。

   23日は豊川コミニュティセンターの教室が最終回を迎え、8人が参加。お手本を参考にしながら、慎重に筆を動かした。工藤代表から「もっと自信を持って書いてみよう」と助言を受け、それぞれが納得のいく1枚を仕上げた。

   清水小学校1年の若狭京志君(6)は「書き順を守って書いた」と出来栄えに満足そうな表情。泉野小学校4年の大辻心湖衣さん(9)は「字がうまくなりたかったので、気を付けるポイントを教えてもらえてよかった。楽しく書けた」と振り返った。

   工藤代表は「回を重ねるごとに、子どもたちの成長を感じられた。来年も続けたい」と意欲を見せた。

   受講生の作品は12月26~28日に市民活動センターで開く、同書道会の作品展で紹介する。