苫小牧の市民グループ「非核平和都市条例」を考える会(斉藤けい子代表)と、自治体と非核平和運動の関係を研究する大阪大大学院博士後期課程2年の浜恵介さん(46)は8日、岩倉博文市長を表敬訪問。10日にオンラインで開催する「非核条例を考える全国の集い」を紹介した。
集いは、浜さんが各地の条例を調べる過程で「他の自治体の動きを知りたい」との声を聞き、交流のある同会に声を掛け、実現した。岩倉市長は「世界の恒久平和を望まない人はいないと思う」と語り、集いの成功に期待を寄せた。
全国の集いは午後1時半から配信開始。浜さんの研究報告の他、神奈川県横須賀市、沖縄県石垣市、神戸市、函館市の平和団体メンバーや市議らに発言を求める予定。斉藤代表はロシアのウクライナ侵攻などで核の脅威が高まる現状に触れ、「非核条例を持つ意味を考える機会にしてほしい」と訴える。
集いは参加無料。オンライン会議システム「ズーム」視聴のアドレスはhttps://onl.bz/8pvkvfj。問い合わせは斉藤代表 携帯電話070(5067)0535。