新「団マーク」作成  航空自衛隊第2航空団

新「団マーク」作成 
航空自衛隊第2航空団
尾翼に塗装した第2航空団の新マーク

 千歳市に所在する航空自衛隊第2航空団(柳享範司令)は「団マーク」を新たに作成した。ヒグマやアイヌ文化をモチーフに、2空団や各飛行隊を大小の羽根4枚で表現。T4練習機の尾翼両面に塗装し、同団は「隊員の士気高揚、団結の強化につなげたい」と話している。

   同団の第201、第203飛行隊でそれぞれマークがあったが、同団としても初めてマークを作った。6月に隊員から作品を募り、集まった24点から人気投票などで選考。アイヌ民族が神として扱うヒグマをあしらうことで、飛行や地上の安全、部隊の繁栄に願いを込めた。

   マークはグレーの円形で、T4の尾翼に直径50センチ弱のサイズでデザインし、1日から使用している。発案した第203飛行隊の藤本賢宏さん(32)は「選ばれて光栄。家族みんなで考え、デザインを出した」と笑顔。自身もT4に乗るだけに「より愛着を持ち、誇りを持てる。マークが隊員の一致団結する力になれば」と話していた。