特急と除雪車衝突 JR豊沼駅 構内での除雪は委託外

特急と除雪車衝突 JR豊沼駅 構内での除雪は委託外
前面左側を損傷した列車(JR北海道提供)

 15日午前6時ごろ、砂川市のJR函館線豊沼駅構内で、旭川発札幌行き特急ライラック2号(6両編成)が除雪車と衝突。除雪車は横転し、列車は前面左側を損傷した。JR北海道によると、乗客27人と乗員4人にけがはなく、除雪車を運転していた80歳男性は足を打撲したという。

   JR北海道は同日、札幌市中央区の本社で記者会見し、列車は砂川から美唄方向に時速110キロで走行中、除雪車を発見し急ブレーキをかけたが、除雪車のバケット部分と接触したと説明。契約で委託したのは同駅前広場の除雪で、なぜ駅構内で作業していたのか不明という。

   この事故で、札幌―新千歳空港間快速エアポートの部分運休を含め105本が運休し、約1万5000人に影響が出た。同社は道運輸局に事故を報告したほか、滝川署が詳しい状況を調べている。