◇中央バス「高速とまこまい号」運行再開(12日) 北海道中央バスは、新型コロナウイルスの影響で運休していた苫小牧―札幌間高速バス「高速とまこまい号」の運行を再開した。乗務員確保にめどが付いたため。
◇苫小牧市、立地適正化計画素案まとめる(13日) 苫小牧市は、人口減少時代に対応したまちをつくる「立地適正化計画」の素案をまとめた。行政や商業機能などを集めた中心部の「都市機能誘導区域」と、商業施設や医療機関などが立地する明徳町、日新町、三光町、沼ノ端の各地区を「生活拠点」とした「居住誘導区域」に分け、交通網でつなぐ都市構造とした。来年3月の策定を目指す。JR駅やバス停も徒歩圏内とし、高齢でマイカーを手放しても歩いて暮らせるまちづくりを進める。
◇沈没の原因はハッチと窓の浸水―。運輸安全委が報告書(15日) 知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、運輸安全委員会は、船前方のハッチと窓から浸水し、沈没した可能性が高いとする調査経過報告書を公表した。ハッチのふたと開口部をつなぐヒンジに衝撃による破壊痕があったほか、ふたを固定するクリップ止め4カ所のうち2カ所が摩耗していた。揺れでハッチが開き、高い波が船首甲板に打ち付けたことで浸水した可能性がある。併せて隔壁が水密構造になっていれば沈没は防ぐことができたという。
◇被災木で彫刻、東胆振3町に寄贈(16日) 鵡川中学校出身で、登別市の彫刻家北村哲朗さんが、胆振東部地震の被災木を使って制作した彫刻作品計11点を厚真、安平、むかわの各町に寄贈した。彫刻として再活用することで震災の記憶を後世に伝えていく「樹憶(きおく)プロジェクト」と銘打って、苫小牧市内の木材業者から無償提供を受けたナラの被災木を使って作品を手掛けた。昨年は3町に各1作品だったが、今年は3町合わせて11点を制作し8日に届けた。