苫小牧美園小学校(手塚敏校長)は16日、同校体育館で和光中学校の大村浩喜校長(59)を講師に迎え、書き初め教室を開いた。6年生約70人が一筆ずつ、集中しながら筆を動かした。
小学生の頃に日本習字3段を取得し、追分中学校教員時代には書写を指導した経験もある大村校長。
この日の課題は「将来の夢」で、大村校長は「気持ちが文字に表れるので、心を込めて書いてほしい」とアドバイス。うまく書くポイントとして事前に半紙を折り、平仮名は少し小さめに書くことなどを伝えた。
児童たちは書き初め用紙を広げ、手本を見ながら熱心に練習。大村校長は一人一人に止めや払い、字のバランスなどを丁寧に指導した。
松田奏汰さん(12)は「『来』と『の』(の書き方)を指摘された通りに直したら(3枚の中で)一番うまく書けた」とうれしそうだった。
書き初め教室は13日にも、5年生を対象に行われた。