苫小牧市議会の総務委員会(冨岡隆委員長)は16日、北洋大学で同大の学生との意見交換会を開いた。市議と学生7人ずつ計14人がまちづくりなどについて意見を交わした。
意見交換は非公開で行われ、出席者によると、市議は学生に対し日常生活での困り事や休日の過ごし方、まちの印象について質問。
学生側からは「JR苫小牧駅から大学までの路線の多くが1時間に1本しかバスがない。せめて30分に1本欲しい」「大学の周りにコンビニや飲食店、病院がなくて困る」といった声が出たほか、「苫小牧駅周辺はパチンコ店が多く、子どもも遊べる施設を」などの要望が寄せられた。まちは自然豊かで、住みやすいといった声も多かったという。
3年の加藤颯太さん(21)は「普段なかなか直接、市議と話すことがないのでいい機会だった」と話した。冨岡委員長は「学生たちが考えていることや要望を聞けたので、今後前向きに議論を進めていければ」と述べた。