苫小牧市民生委員児童委員協議会(松村順子会長)はこのほど、市労働福祉センターで新任委員を対象に初任者研修会を開いた。同協議会の役員などが制度の仕組みなどを説明し、今後の活躍に期待した。
同委員の3年に1度の全国一斉改選が今月1日に行われ、市内では委員356人中、98人が新任された。
研修会では、同協議会が事務局を置く市総合福祉課の職員が、委員の役割などを解説した。少子高齢化や地域課題の複雑化により、従来の福祉の枠組みでは解決できない問題が山積していることを指摘。委員は「良き隣人」として住民の困り事に丁寧に耳を傾け、関係各所につなぐ職務を担っていることを伝えた。
市社会福祉協議会の職員は、経済的に困窮する人を支える生活福祉資金貸付事業や高齢者を支える雪かきボランティアなど、市社協の事業を紹介。委員が行う活動記録の記入方法なども説明した。
新任委員はメモを取りながら熱心に耳を傾け、活動へ意欲を高めていた。