苫小牧市は、市内の公衆浴場6施設を対象に「公衆浴場利用促進支援事業」をスタートさせた。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、各施設が今年度内に実施する入浴料の割引や回数券の特売といった独自の利用促進策を支援する。
今後の主な実施事業,実施期間,1月5日~2月28日,12月28日まで,1月17日~20日(以降未定),2月28日まで,300セット販売時点まで,2月26日まで,交付金が無くなった時点で終了,実施事業,学割キャンペーン(12歳以上22歳以下は学生証提示で入浴料半額),回数券購入時にタオルなどプレゼント,10回入浴で1回の入浴が無料になるポイントカード配布,回数券特売事業(11枚つづり回数券4800円を4400円で販売),ツーコインデーの実施(入浴料480円→200円),同上,回数券特売事業(11枚つづり回数券4800円を3800円で販売),小中学生の入浴料10円(毎週土曜、第3日曜日除く),入浴者全員に30円分の駄菓子プレゼント,回数券特売事業(11枚つづり回数券4800円を4000円で販売),浴場名,鶴の湯,湯けむりパーク湯らん銭,大豊湯,松の湯,公園湯,ニュー銭湯豊川
コロナ禍や物価上昇、10月に道内の公衆浴場の大人(12歳以上)入浴料金が450円から480円に引き上げたられたことなどを踏まえ、集客が低迷する公衆浴場の利用促進を目的に実施する。
6施設は鶴の湯(音羽町)、湯けむりパーク湯らん銭(日新町)、大豊湯(沼ノ端中央)、松の湯(浜町)、公園湯(泉町)、ニュー銭湯豊川(豊川町)。いずれも道から入浴料の指定を受ける公衆浴場だ。
各施設は交付金を活用し、学生証提示で入浴料を半額にする「学割キャンペーン」や200円で入浴できる「ツーコインデー」、お得な回数券販売などを行う。
総事業費は450万円で市は各施設に集客規模などに応じて分配。各種事業は交付金が無くなり次第、終了となる。
2月26日まで小中学生の入浴料を10円(毎週土曜と第3日曜除く)にするなどのキャンペーンを展開している公園湯の代表で、苫小牧浴場組合長の郷路正明さんは「昨今の物価上昇や入浴料値上げで、公衆浴場の利用は低迷している」と指摘。「常連客が戻り、新規の銭湯利用者が増えるきっかけになれば」と期待を寄せる。
市環境衛生部の高坂聡副主幹も「各浴場がさまざまなイベントを実施、計画しているのでぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。
事業の詳細に関する問い合わせは、各浴場へ。