千歳市の支笏湖周辺で10月10日に開催予定だったが、悪天候で中止となった「北海道森林スポーツフェスタin支笏湖」。実行委員会は23日、市内で会合を開き、来年の仕切り直し開催を目指すことを決めた。開催時期は8月や9月に変更する案も出ており、来年3月の会合までに方向性を固める。
同フェスタは1998年から定山渓(札幌市)、小樽、岩見沢などと開催地を変えながら計22回実施(2020、21年はコロナ禍で中止)。支笏湖地区で開くのは初となる。
林道を走るマラソンや森林ノルディックウオーキングのほか、脱炭素社会を推進する国の「ゼロカーボンパーク」に登録された同地区らしく環境保全のイベントも企画。定員いっぱいの計400人の申し込みがあったが開催直前の暴風雨の天気予報を考慮し、中止となった。
この日の会合には、実行委のメンバー14人が出席。仕切り直しを望む声があるとし来年の開催を了承し、実行委員長は再び、千歳観光連盟の小田賢一会長が務めることになった。
小田実行委員長は「今年は残念な形になったが、スポーツを切り口にしながら環境に配慮した支笏湖の魅力を発信していきたい」と述べた。