道と札幌市などは27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5928人確認し、38人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は4日ぶりに5000人を超えたが、前週の同じ曜日を10日連続で下回った。道内の感染者は延べ121万5607人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の24人(40代男性、70代男女4人、80代男女4人、90代男女14人、年代・性別非公表)と札幌市の10人(60代女性、70代男女2人、80代男女5人、90代男性2人)、旭川市の2人(70代男性、80代女性)、函館市の2人(共に年代・性別非公表)。道内の死者は累計で3982人となった。
道は3114人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内368人のほか、十勝管内349人、石狩管内326人、空知管内277人、オホーツク管内257人、渡島管内204人、釧路管内164人、上川管内144人、後志管内102人、宗谷管内70人、桧山管内47人、日高管内45人、根室管内27人、留萌管内14人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは720人だった。
札幌市は2052人、旭川市は440人、函館市は233人、小樽市は89人の感染を確認した。
新たなクラスター(感染者集団)は▽石狩管内の医療機関(20人感染)▽同管内の高齢者施設(12人感染)▽十勝管内の高齢者施設(10人感染)―など計22件発生した。
27日現在の重症は前日から2人増の10人。入院患者の病床利用数は前日から8床減の1134床となり、病床使用率は47・1%に下降した。