道内インフル流行期に コロナ下で初

道内インフル流行期に コロナ下で初

 道は27日、道内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。全道から報告された患者数が25日時点で1定点医療機関当たり1・63人となり、流行開始の目安となる1・0人を超えたため。

   保健所別の1医療機関当たりの患者数は江差(32・67人)、網走(8・80人)、室蘭(4・25人)、札幌(1・78人)、千歳(1・13人)など30保健所のうち、11保健所で流行開始の目安を上回った。江差では警報を発令した。苫小牧の報告数はゼロとなっている。

   2020年に新型コロナウイルス感染拡大が始まって以降、道内でインフルエンザが流行の目安を超えたのは初めて。道では同時流行による医療機関の逼迫(ひっぱく)を防止するため、▽できるだけ人混みを避ける▽適切な湿度(50~60%)を保つ―など道民に注意を呼び掛けている。