学校法人北斗文化学園(本部室蘭市)は14日から2月25日までの期間、日本で暮らす外国人の言語や文化理解をサポートする日本語学習支援者の養成講座を苫小牧市民会館で行う。受講は無料。申し込みは1月10日まで。定員30人で応募多数の場合は抽選となる。
「外国人とともに暮らす社会について考える」をテーマに隔週土曜日に全5回開講。各回午後1時から3時間、座学やワークショップなどを通じ、外国人とのコミュニケーションや多文化共生の在り方などに理解を深める。「やさしい日本語」として、外国人にも分かりやすい日本語の表現も学ぶ。講師は、大学で日本語教育を担う研究者、国際理解推進に取り組む一般社団法人の代表理事、青年海外協力隊経験者などが務める。
同学園は、文化庁の日本語教育人材養成・研修カリキュラム等開発事業を道内で唯一受託。室蘭市母恋北町で北海道福祉教育専門学校を運営し、苫小牧市内にもサテライトキャンパスを構える。介護福祉士や保育士などの養成コースの他、日本語教育課程を開設し、留学生も受け入れている。澤田乃基校長は「外国人との関わりは地域にとって今後ますます重要になる。講座を通じ、相互理解を学ぶ機会になれば」と願う。
対象は胆振管内在住者で、申し込みフォームやファクス=0143(22)7723=などで受け付ける。問い合わせは北海道福祉教育専門学校 電話0143(22)7711。