苫小牧港開発 「脱炭素化は重要課題」 石森会長と関根社長が来社

苫小牧港開発 「脱炭素化は重要課題」 石森会長と関根社長が来社
新年の展望を語る石森会長(右)と関根社長

 苫小牧港開発の石森亮会長と関根久修社長が4日、新年あいさつで苫小牧民報社を訪れた。関根社長は今年の経済見通しについて「日本経済は底堅いと言われているが、世界の状況次第では厳しい年になるかもしれない」と国外リスク要因への警戒感を示した。

   苫小牧港に関しては、脱炭素化の取り組みが重要課題と強調し、「カーボンニュートラル(二酸化炭素排出実質ゼロ)に対応する産業用地の提供が必要になる。研究と検討を始める」と説明。温室効果ガス排出量が少ない液化天然ガス(LNG)燃料のフェリー就航が2025年に予定されているとし、「受け入れ準備を進める」と述べた。

   苫小牧港の開港から今年で60年を迎えることには「フェリー会社と協力し、何らかのイベントを催したい」と話した。