飛躍の年に 決意新た 苫商議所が新年交礼会

飛躍の年に 決意新た 苫商議所が新年交礼会
ステージで新年の門出を祝う鏡開きが行われた

 苫小牧商工会議所(宮本知治会頭)は5日、新年交礼会を苫小牧市内のホテルで開いた。会員や来賓ら424人が出席し、コロナ禍や物価高など厳しい社会情勢に負けず、飛躍する決意を新たにした。

   宮本会頭はあいさつで、昨年のロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰などを取り上げ、「依然として厳しい状況が続いている」と憂慮。加えて新型コロナが地域経済に引き続きダメージを与えているとし、「リスクをコントロールしながら経済を回す知恵を絞る必要がある」と強調した。

   ステージでは商議所の正副会頭や岩倉博文市長ら来賓が鏡開きを行い、新年の門出を祝った。

   出席した市内のゴルフ場関連会社の役員(64)は「昨年はさまざまな物が値上がりし、客足が戻っても収益につながりにくかった。今年は改善されれば」と期待を寄せた。野村呉服店(表町)の野村信一社長(68)は、世界の平和秩序が揺らいだ昨年の情勢を振り返り、「平和な世の中であってこそ、成人式など祝い事で晴れ着も身に着けられる。今年は平穏な年であってほしい」と願った。