主要航空各社は6日、年末年始期間(昨年12月28日~1月5日)の利用実績を発表した。新型コロナウイルス感染拡大後、初めて行動制限のない年末年始だったが、北海道発着路線は予約時期がコロナ感染の急拡大と重なったこともあり、回復動向は全国と比べて鈍かった。
日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)の両社は、旅客数が前年実績を上回り、コロナ前の2019年度対比で7~8割台まで回復。AIRDO(エア・ドゥ)はほぼ横ばい。21年度に回復が進んだため、前年実績をやや下回ったものの、19年度対比では上回った。いずれも帰省、Uターン各ラッシュピークの搭乗率は90%以上だった。
JALの本道発着路線は、旅客数が前年比1・6%増の18万3347人、搭乗率は同5ポイント減の75・9%。うち新千歳―羽田線は旅客数が同1・4%減の7万2631人、搭乗率が同5・7ポイント減の73・9%。旅客数は19年度対比13・6%減だった。
ANAは、旅客数が前年比12・5%増の21万9597人、搭乗率は同5・8ポイント減の71・6%。うち新千歳―羽田線は旅客数が同10・3%増の9万6182人、搭乗率が同2・1ポイント減の70・1%。旅客数は19年度対比21・7%減だった。
AIRDOは、旅客数が前年比0・7%減の6万8940人、搭乗率は同3・3ポイント増の90・2%。うち新千歳―羽田線は旅客数が同1・4%増の4万252人、搭乗率が同6・6ポイント増の95・4%。旅客数は19年度対比4・5%増だった。