◇初詣、大型店の初売りに多くの人出(1~3日) 新年を迎え、苫小牧市高丘の樽前山神社は多くの初詣客でにぎわいを見せた。元日が4万2000人、2日が2万1000人、3日は2万3500人。元日は前年から約1万人増え、「コロナ前の水準に戻った」という。市内の主な商業施設は1日に新年の営業をスタート。福袋やセール商品を買い求める客らで混み合い、活気づいた。
◇新千歳でUターンラッシュ、コロナ前の混雑に(3、4日) 新千歳空港は年末年始を故郷や行楽地で過ごした人のUターンがピーク。新型コロナウイルス感染拡大後、行動制限のない初の年明けとなり、国内線の出発ロビーは「コロナ前」にほぼ戻ったような混雑ぶり。上り便の予約率は80~90%台で、新千歳の発着はほぼ順調だった。
◇官庁、主要企業が仕事始め(4日) 苫小牧市内の官公庁や企業でも通常業務がスタート。岩倉博文市長は幹部職員を前に年頭あいさつを行い、JR苫小牧駅前の再生、ゼロカーボンとゼロごみをテーマにした全市的運動の大作戦事業の展開に決意を示した。
◇苫小牧市、パートナーシップ制度の運用を開始(同) 苫小牧市は、同性カップルの申し出に基づいて婚姻相当の関係を公的に認める「パートナーシップ制度」の運用を開始した。市内に同居している申請第1号の2人は「わくわくしながらこの日を待っていた」と声を弾ませた。同様の制度は道内では札幌市、北見市、帯広市などに続き苫小牧が6例目。市営住宅の入居資格が夫婦同様とみなされるなど一部行政サービスで家族として扱われる。