書き初めは美しく 苫小牧 美術博物館学芸員が指導

書き初めは美しく
苫小牧 美術博物館学芸員が指導
沖津学芸員(右)の書く文字に見入る児童

 苫小牧市美術博物館で9日、新年の書き初め会が開かれた。市内の小学3~6年生が、同館学芸員のサポートを受けながらそれぞれ学校から冬休みの課題に指定された文字を一筆ずつ、集中して書き上げた。

   市民講座「ミュージアムラボ」の一環で、講師は沖津かんな学芸員。児童5人が「太く大きく書くことがポイント」などと助言をもらいながら半紙を何枚も使って練習し、納得できる1枚を完成させた。

   自宅での練習では、課題の文字「明るい心」がうまく書けず参加を決めたという、若草小学校4年の幅田智樹さん(9)は「(沖津学芸員から)字の太さとバランスを教えてもらって、だいぶ上手になった」と笑顔だった。