道内4694人感染 XBB.1初確認 胆振は404人

道内4694人感染 XBB.1初確認 胆振は404人

 道などは11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4694人確認し、23人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は前週の同じ曜日を3日ぶりに上回った。道内の感染者は延べ126万9511人となった。また、札幌市はオミクロン株の派生型「XBB.1」の感染者を1例確認したと発表した。道内での感染確認は初めて。

   死亡したのは、道発表の居住地非公表の17人(70代男性3人、80代男女5人、90代男女4人、年代・性別非公表4人、年代非公表の男性)と札幌市の2人(60代女性、90代女性)、函館市の2人(共に年代・性別非公表)、旭川市の1人(年代・性別非公表)、小樽市の1人(性別非公表の70代)。道内の死者は累計で4191人となった。

   道は2626人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内404人のほか、十勝管内300人、石狩管内235人、オホーツク管内216人、空知管内173人、釧路管内171人、渡島管内148人、上川管内116人、後志管内98人、日高管内97人、根室管内42人、宗谷管内38人、桧山管内32人、留萌管内13人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは543人だった。

   札幌市は1478人、旭川市は321人、函館市は180人、小樽市は89人の感染を確認した。

   新たなクラスター(感染者集団)は▽石狩管内の医療機関(7人感染)▽空知管内の高齢者施設(22人感染)▽釧路管内の医療機関(5人感染)―など計11件発生した。

   11日現在の重症は前日から1人増えて8人。入院患者の病床利用数は前日から4床増の909床となり、病床使用率は37・7%に上昇した。