苫小牧市表町のまちなか交流センター・ココトマで15日、環境保全や国際理解をテーマにした多彩なイベントが繰り広げられた。
プラスチックごみの問題を考えるワークショップには、小学生14人が参加した。元JICA海外協力隊員が講師になり、クイズ形式で解説。プラスチックごみを誤って食べて死んでしまう動物の海外事例を写真を使って紹介し、「みんなの地球を大切にしよう」と呼び掛けた。
さらに、子どもたちがカモメやイワシなどの役になり、台本を読みながら解決策を探る時間もつくった。清水小1年生の佐藤碧人君(6)は「海の生き物がプラスチックで困っていて、かわいそうだった」と振り返り、兄の同小3年生の想亮君(9)は「知らなかったことを学べた。ごみはごみ箱に捨てて、片付けもしっかりしたい」と話した。
この他、「とまエコ」と題したイベントも併催された。不要になった絵本カバーを材料にしたエコバッグ作りや、省エネに配慮した運転「エコドライブ」を体験できるコーナーなどを設け、親子連れで楽しむ姿が見られた。
イベントは市の主催。受託した市内の広告業オーティスが苫小牧国際交流関係団体連絡協議会、市民グループ「できることからはじめのIPPO(いっぽ)」と共に、企画した。