苫小牧市の子どもの生け花教室「おはな教室ことりクラブ」(田中弘美代表)の卒業花展がこのほど、2日間にわたって市内表町のファッションメールプラザで開かれた。2022年度最後の花展で、生徒たちが1年間学んだ成果を披露した。
同教室は文化庁委嘱事業「伝統文化こども教室」の推薦を受けて月に1、2回、市民活動センターを拠点に活動。今年度は未就学児から専門学校生まで30人が、生花と触れ合った。
卒業花展には10人が出品。ナンテンやロウバイ、ネコヤナギといったこの時期に見頃を迎える花材を用意。子どもらはこれまでの稽古を思い出しながら心の赴くままに花器に生け、美しい作品を完成させ、会場に並べた。
10歳から同教室で華道を学んでいるという青葉町の高橋佑慈さん(20)は「生け花は自分の成長を実感することができるので楽しい。就職しても続けていきたい」と語った。