苫小牧市男女平等参画推進センターは26日と2月7日、女性の健康をテーマとした講座を同センター(若草町)で開く。生理痛や生理前の頭痛、気分の落ち込みといった月経前症候群、更年期の体調不良など女性特有の健康課題への対処方法を伝え、社会に求められている環境整備について考える。いずれも参加無料。
26日は同センター主催「女性のエンパワーメント講座」の一環で講師は、更年期の体調不良に悩む人に役立つ情報提供を手掛けるTRULY(東京)の薬剤師真坂雅美さん。人には話しにくい生理の悩みと向き合い、日常生活の中で取り入れられる対処方法を学ぶ。時間は午後6時半~同8時。定員は会場参加15人、オンライン会議システムZOOMによる参加は20人。
2月7日は、同センターと大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部主催、市共催。市は2019年、医薬品・食料品製造大手の同社と健康に関する包括連携協定を締結している。
講師は同社女性の健康推進プロジェクトリーダーの西山和枝さん。女性特有の健康課題は年代やライフステージごとに変化し、働き方や一生にも大きく影響する。健康上の悩みで離職する女性も少なくないことから、誰もが安心して働き続けられる職場づくりに必要な基礎知識や、先進企業の取り組み事例などを紹介する。午後1時半~同3時。定員は会場参加とオンライン参加各50人。
両講座を企画した同センターの担当者は「生理痛や更年期の体調不良のつらさは、女性同士でも理解してもらえないことも。悩みを抱える女性のみならず、経営者や管理職の人にも学んでもらえれば」と話す。
申し込み、問い合わせは同センター 電話0144(32)3544。