
北大苫小牧研究林内を流れる幌内川でけあらしが立ち上る=19日午前8時半ごろ
一年で最も寒い時期とされる「大寒」(20日)を前に、苫小牧市は19日朝、厳しく冷え込んだ。市内を流れる川や海では「けあらし」が立ち上り、幻想的な光景が広がった。
気象庁によると、苫小牧の同日午前の最低気温は氷点下10・4度(午前2時35分)。平年を1・9度下回った。晴れて地表熱が奪われる放射冷却現象も加わり、むかわ町穂別で氷点下21・8度、白老町森野で同13・2度を観測するなど、胆振管内の各地で厳しい寒さに見舞われた。
札幌管区気象台によると、向こう1週間の道内の気温は平年並みか低く推移する見込みという。