苫小牧市は19日、30日~2月3日に苫小牧港へ寄港を計画する在日米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水トン数9217トン)について、受け入れ可能と判断した。同港へ米艦船の入港は2014年以来9年ぶりとなる。
市によると、22年11月に同艦の寄港計画を把握後、非核平和都市条例に基づき、外務省と駐札幌米国総領事館に核兵器搭載について照会。外務省から「核兵器搭載の疑いは持っていない」と回答を得ていた。寄港岸壁には、西港中央北埠頭(ふとう)を使用するという。
岩倉博文市長は「核兵器搭載能力がないと見解が示され、岸壁の手配にめどが付いたことなどを総合的に判断し、苫小牧港へ寄港を受け入れる判断をした」とコメントした。