熱意堂々アピール 苫小牧高専で推薦入試

熱意堂々アピール
苫小牧高専で推薦入試
緊張感が漂う試験会場=21日午前9時40分ごろ、苫小牧高専

 苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)で21日、2023年度の推薦入試が行われた。100人程度の募集定員に対し、前年より21人多い116人が出願。緊張感が漂う中、受験生は面接官からの質問に大きな声で堂々と答え、やる気などを伝えた。

   試験は受験生1人につき8分の面接形式で、午前9時半から開始。面接官3人が、志望動機や入学後の抱負などを聴いた。

   試験会場から出てきた、苫小牧明倫中の男子生徒(15)は「ロボットに興味があり、苫高専を志望した。緊張したが大きな声で話すよう心掛けた」と表情を緩ませた。

   入試担当者は「女性にも高専が受け入れられてきたのか、今年は女子生徒の志願が多い」と話した。

   この日は同校で81人、札幌会場で30人、オンラインで5人が面接。27日に内定通知後、2月22日に合格発表を行う。一般学力選抜は同月12日に予定されている。

   私立高校の入試も20日に始まり、苫小牧中央高校では推薦と専願入試が行われた。駒大苫小牧高校は23日、北海道栄高校は24日に予定。一般入試は3校とも2月14日となっている。