紅白の梅で新千歳へ一足早い春 太宰府天満宮から親善大使

紅白の梅で新千歳へ一足早い春
太宰府天満宮から親善大使
新千歳空港に梅を届けたみこ

 太宰府天満宮(福岡県)の「梅の親善使節」が26日、新千歳空港に到着した。神職やみこら5人が紅白の梅約100鉢を持ち込み、空港内は一足早く春のムードに包まれた。

   日本航空(JAL)は毎年、「学問の神様」の菅原道真を祭る同神社にちなみ、国内線ターミナルビル2階に特大絵馬を飾り、受験生に願掛けをしてもらった後、奉納している。

   同日は絵馬の前で合格祈願の神事と、梅の花を手渡すセレモニーを実施。権禰宜(ねぎ)の松大路信潔さん(47)は「寒さが厳しい北海道に春をお届けできた」と笑顔を見せていた。

   親善使節の訪問はJALの千歳―福岡線就航を機に1956年から続く恒例行事。一行は26、27両日、道庁や札幌、千歳両市の市役所や商工会議所も訪れ、梅の花を贈った。