雪原もスイスイ 樽前小でかんじき体験

雪原もスイスイ 樽前小でかんじき体験
かんじきで雪の上を歩く児童

 苫小牧樽前小学校(深松一宏校長)は24日、雪上を歩くために靴に取り付ける民具「かんじき」を使う体験授業を行った。3年生から6年生まで18人が、学校周辺の雪原を歩いた。

   かんじきを履いて歩き、先人の知恵を学ぶことを目的とした恒例行事。

   樽前地区在住の寺澤春美さん(85)が毎年かんじきを作って同校に寄贈しており、今年は授業に初参加する3年生のために7個を寄せた。

   児童たちは、同地区在住の中山敏明さん(74)からひもの結び方や歩き方などを教えてもらって準備を整え、寺澤さんに「走ったら転んでしまうのでゆっくり歩いて」に声を掛けられて出発。1列に並び、雪の積もったグラウンドや校舎隣のかしわの森、周辺の牧草地などを散策した。

   6年の菅田咲君(11)は「雪の上を浮いているみたいに歩ける感覚が楽しい」と話していた。