28日に千歳市支笏湖温泉の同湖畔で開幕した「千歳・支笏湖氷濤まつり」。会場には、初日から観光客らが続々と訪れ、大小さまざまな氷像前で記念撮影などを楽しむ光景が広がった。
午前10時の開場前から、入り口の氷のドーム前には行列ができた。会場でひときわ目を引く高さ13メートルの氷の「ブルータワー」は明るい日差しに青く輝き、訪れた人たちから「すごい」などと歓声が上がっていた。
兵庫県淡路市の会社員長田知大さん(42)は旅行で妻、長女(6)、長男(4)と初めて訪れ、「苔の洞門」を模して作られた氷のトンネルなどに「こんなに氷が透明できれいだとは思わなかった」と感動していた。
支笏湖まつり実行委員会によると、今月中旬の暖気の影響で氷像制作は難航したが「開幕ぎりぎりまで水を掛けていたので、氷の状態はすごくいい」という。