立憲が池田氏擁立説明 市民の風 開催シンポジウムで

立憲が池田氏擁立説明 市民の風 開催シンポジウムで
池田氏へ出馬要請したことを説明する梶谷幹事長(左)=29日午後、北海道自治労会館

 市民団体「戦争させない市民の風・北海道」(共同代表・上田文雄前札幌市長ら)は29日、シンポジウム「これでいいのか?北海道政」を札幌市内で開いた。

   来賓として出席した立憲民主党道連の梶谷大志幹事長は、告示まで2カ月を切った道知事選について「水面下で作業を進めて本日、池田真紀氏(前衆院議員)に出馬を要請した」と説明。「まだ本人の了解を得ていないが、大きな固まりをつくり、対立軸をつくっていきたい」と述べ、池田氏が受諾した際は「力添えをお願いしたい」と市民と野党の共闘を呼び掛けた。

   共産党道委員会の千葉隆書記長も「鈴木道政は『ピンチをチャンスに』と誕生したが、『ピンチが大ピンチに』なったのではないか」と批判。道政転換の必要性を訴えた。

   シンポジウムには約100人が出席。北海学園大の奥田仁名誉教授が「北海道で問われているものは」をテーマに講演したほか、原発・核ごみ問題、新型コロナウイルス・医療問題、北海道の農業問題の3分野で関連団体が現状を報告し、鈴木道政の課題を探った。