北海道酒販協同組合の美苫みのり会(平田幸彦会長)は29日、苫小牧市の地酒・純米吟醸酒美苫の「厄祓(ばら)い美苫」の販売を始めた。同日、市内高丘の樽前山神社で神事を行い、100本の厄を払った。
美苫は、苫小牧の水と厚真町の酒造好適米・彗星を使い、小樽市の田中酒造で醸造する地酒。2002年に発売し、今年は今月13日に市内や近郊の小売店で取り扱いを始めた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりとなった美苫の厄払いには、平田会長ら組合の関係者4人が参加した。
平田会長は「感染症の影響で、美苫の売り上げも鈍っている。厄払いではコロナ収束の祈りと、美苫の飛躍を祈った」と言う。
厄祓い美苫には「開運招福」の赤い文字を印刷した札を付け、市内外の9店舗で販売。価格は税込み1760円。