4個人・4団体に社会福祉表彰 まちづくりに貢献 苫小牧

4個人・4団体に社会福祉表彰
まちづくりに貢献 苫小牧
今年度の市社会福祉表彰を受けた個人や団体の代表者

 苫小牧市の地域福祉向上に貢献してきた市民や団体をたたえる2022年度市社会福祉表彰式が2日、市役所で行われ、岩倉博文市長から4個人、4団体に表彰状が贈られた。

   社会福祉推進功労者として表彰を受けたのは、民生委員児童委員の大川芳子さんと熊谷牧子さん、苫小牧手話の会の水野直子さん、義村真奈美さん。

   福祉のまちづくり表彰はふみの会、市救急法赤十字奉仕団、苫小牧東高校、NPO法人日本セラピューティックケア協会とまこまい支部が受けた。

   それぞれに表彰状を手渡した岩倉市長は、誰もが生きやすい福祉のまちづくりを目指していると強調。「受賞を機に、ますます元気に活動に取り組んでもらいたい」と激励した。

   17年以上にわたって活動する熊谷さんは「地域はいろんな問題を抱えながら、民生委員が活動している。その代表として賞を頂いたということで、本当に光栄」と喜んだ。

   苫東高を代表して表彰状を受け取った、ボランティア部の三栖倫太郎顧問は「生徒たちは特別なものではなく、当たり前のこととしてボランティア活動に取り組んでいる。これからも頑張りたいので、活動場所などの情報を寄せてもらえるとうれしい」と述べた。

   このほか、ボランティア功労者として今年度の厚生労働大臣表彰を受けたふみの会に、同大臣からの感謝状が伝達された。設立35周年の同会は苫小牧ライオンズクラブから寄付されたはがきなどを使い、独り暮らしの高齢者に月1回、手書きの便りを郵送してきた。田村綾子代表は「喜んでくれる高齢者が一人でもいる限り、活動を続けたい」と話した。