北海道労働局は道内の2022年12月の雇用失業情勢を発表した。有効求人倍率は前年同月比0・15ポイント上昇の1・17倍。19カ月連続で前年同月を上回った。新規求人数は2万8766人で6・1%上昇、22カ月連続で増加している。
新規求職申込件数は前年同月比4・7%減の1万2806人で3カ月連続の減少。月間有効求職者数も同じく6・3%減の7万6500人。4カ月連続で減少した。
産業別の新規求人は、医療、福祉が前年同月比7・5%増の9339人。サービス業がビルメンテナンスなどの求人増で16・4%増の3006人。運輸業、郵便業が16・0%増の1586人。宿泊業、飲食サービス業が9・4%増の2068人。一方、卸売業・小売業が5・5%減の2928人、公共工事の発注減少の建設業が4・9%減の3049人。水産加工や観光業(ホテル)が盛んな留萌、根室、岩内、紋別管内で有効求人倍率が高い。
道労働局は「雇用情勢は穏やかに持ち直しの動きがみられる」としている。