ふるさと談議に花咲かす 4年ぶり東京とまこまい会

ふるさと談議に花咲かす 4年ぶり東京とまこまい会
苫小牧のさらなる発展を願って乾杯

 苫小牧市にゆかりのある首都圏在住者が集う「東京とまこまい会」(会長・加来正年王子ホールディングス会長)の総会と懇親会が20日、東京都内のホテルで開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で中止していたため、2019年以来4年ぶりの開催。岩倉博文市長をはじめ関係者ら約180人が参加し、久しぶりのふるさと談議に花を咲かせた。

   加来会長は冒頭、次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳市進出に触れ、「苫小牧に相乗効果を生み、発展することを願っている」とあいさつ。岩倉市長は市制施行75周年、苫小牧港開港60周年など苫小牧が今年迎えた節目を紹介しつつ、データセンターなどラピダス関連の産業集積に期待を寄せ「活性化に取り組む」などと力を込めた。

   同会の石堂鉄雄副会長が乾杯の音頭を取り、参加者は苫小牧から取り寄せた特産品ホッキ貝の料理をはじめ、スモークサーモン、ハスカップなど郷土の味を楽しみながら旧交を温めた。市公式キャラクター「とまチョップ」も駆け付け、「とまこまい観光大使」で歌手の門田しほりさんや民謡歌手の伊藤多喜雄さんのステージも披露された。

   また、地元ゆかりの企業が豪華景品などを提供し、大抽選会も開いて会場は盛り上がった。参加者には16日付本紙をはじめ、市内協賛企業から記念品が手渡され、それぞれ来年の再会を誓い合っていた。

   同会は郷土・苫小牧の応援団として1985年に発足した。