阪神が日本シリーズ進出 苫小牧市内の「虎党」も歓喜

阪神が日本シリーズ進出 苫小牧市内の「虎党」も歓喜
日本シリーズ進出に沸き立つ地元タイガースファン=20日午後9時40分ごろ、苫小牧市栄町の居酒屋「鳥しん」

 プロ野球阪神タイガースの2014年以来9年ぶりの日本シリーズ進出に、苫小牧市内の「虎党」も沸き立った。20日は、子どもの頃から60年近く「阪神一筋」だという川村明さん(74)が営む居酒屋「鳥しん」(栄町)にユニホーム姿のファン16人が集合。午後9時40分すぎに進出が決まると「やったー」「万歳」と店内に歓声が響き渡った。

   店内ではテレビで試合中継を放送し、ファンらは阪神の先発・大竹耕太郎投手がアウトを取るたびに拍手。同点で迎えた六回、坂本誠志郎捕手の殊勲の適時打で勝ち越すと熱気は最高潮となり、球団歌の「六甲おろし」を熱唱した。

   試合が進むにつれ続々とファンが来店し、タイガース談義に花を咲かせていた。

   同店を拠点に阪神を応援する「苫小牧若虎会」の水越貴宏会長(42)は、優勝の瞬間に歓喜の絶叫。「最高です。(2イニング投げた)桐敷(拓馬)投手がリリーフで抑えてくれて気持ちよかった。日本シリーズもここで応援します」と語り、会員と喜びを分かち合った。

   店主の川村さんは「圧勝という感じ。(1985年以来)38年ぶりの日本一に向けて頑張ってほしい」と力を込めた。