苫小牧工業高校(諸橋宏明校長、生徒数659人)に23日、熱中症指数モニター計の「卓上型」1台と「携帯用」10台が日本教育公務員弘済会北海道支部から寄贈された。
熱中症指数モニター計は、気温や湿度、放射熱を基に「暑さ指数」を計算、測定する機器。同校が、教育課題に対応する同支部の「スクールアシストパック」事業に応募していた。
同会の川上博参事ら2人が同校を訪れ、諸橋校長に贈呈書、生徒会長の高橋昴太郎さん(16)=電気科2年=にモニター計をそれぞれ手渡した。
高橋さんは「今年の夏は暑くて、保健室のお世話になる生徒が多かった。自分たちで自己管理できるよう大切に使わせてもらい、リスクを最小限に抑えたい」と話した。
モニター計は日当たりの良い場所や実習教室に設置し、授業前に暑さ指数を確認して熱中症対策に役立てる。