「三越の大黄金展」開幕 「黄金のアジア象」特別展示

「三越の大黄金展」開幕 「黄金のアジア象」特別展示
来場者の関心を集めている「黄金のアジア象」

 札幌丸井三越=中央区南1西3=本館8階で27日から「三越の大黄金展Ⓡ」が始まった。会場には金箔2800枚を使用した「黄金のアジア象」(高さ1・48メートル、幅約2メートル、奥行き0・88メートル)が特別展示され、8月に円山動物園でアジアゾウの雌の「タオ」が誕生したこともあってか来場者の注目度は高そう。スマートフォンで熱心に撮影していた。同展は11月5日まで。

   40回目の開催となる今回は1000点を超える金製品を展示販売。アジア象の近傍には、24金製(K24)で親が高さ8センチ、幅12センチ、子は高さ4・8センチ、幅6・4センチ、合計約50グラムの「親子象」(157万3000円)も並んだ。

   最高額はK24の「脇差拵」(2145グラム)の5632万円。来年の干支(えと)にちなみ、同じく「翔龍」(約30グラム、高さ12センチ、幅7センチ)と「十二支小判 辰」(約10グラム、縦4・3センチ、横2・4センチ)との「絆(きずな)」セットを120万円の特価で販売している。

   27日の金相場は1グラム1万593円と今年の最高値。同店は「この1~2カ月、金が高騰している。資産として金製品を購入したり、金製品を査定に持ち込んだりする人が増えている」とし、会場は初日からこれまでになく混雑しているという。