苫小牧市内の高校生が小中学生に勉強を教える学習会が春休み中、2日間にわたって2会場で行われた。市社会福祉協議会が企画し、高校生ボランティアグループ「With me(ウィズミー)」の協力で実施。進級や新入学を控えた小中学生は、やる気に満ちた表情で勉強に打ち込んだ。
小中学生の学習支援と、高校生にボランティア活動の楽しさを伝える機会として、市社協は1月の冬休み期間に初の学習支援活動を実施。好評だったことから、春休みも行った。
勇払公民館の会場には3月27日、小中学生11人が参加。学校から出された春休み中の課題や苦手な科目のドリルなどを持ち込んだ。ウィズミーメンバーの高校生6人は、答えが分からず困っている児童らに解き方をアドバイスしたり、新学期が楽しみになるような明るい話題を振ったりと、大活躍。
寺谷仁翔さん(苫小牧東高2年)は「自分たちの小学生の時よりも、勉強が難しくなっているような気がする。将来、大学で政治について学びたいと思っているので、とてもいい経験をさせてもらっている」と語った。