苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)は9日、同校体育館で入学式を行った。新入生や編入生ら228人が保護者や教職員の祝福を受け、新たな学びの日々をスタートさせた。
今年度は創造工学科に199人、5年間の課程を修了しさらに高度な専門知識を学ぶ専攻科に27人が入学。モンゴル出身の学生2人も編入した。
新入学生は保護者らの拍手を浴びながら、少し緊張した面持ちで入場。新入学生や編入生に入学を許可した小林校長は「苫小牧高専は今年度、開校60周年の節目を迎える。学ぶ中で苦労や悩みもあるだろうが、社会で活躍するための経験と捉え周りに相談しながら楽しく、充実した日々を送ってほしい」と激励した。
新入生を代表し、創造工学科の学生が「将来社会に貢献できる人材となるため、豊かな教養身に付け、専門性を深めて学生としての本分を尽くす」と宣誓。専攻科の学生も「高専の教育で得た知識に加え、より高度な技術を習得したい」と力強く述べた。