新たに11人体調不良 道内累計46人に 小林製薬「紅麹」

新たに11人体調不良 道内累計46人に 小林製薬「紅麹」

 小林製薬(大阪市)が製造した紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントが原因とみられる健康被害が相次いでいる問題で、道は10日、新たに道内在住の11人が体調不良を訴えていることを確認したと発表した。健康被害が疑われる人が道内で確認されたのは計46人となった。

   保健所別で、11人の居住地は札幌4人(40代~70代女性)、室蘭2人(50代男女)、渡島2人(40代女性と60代男性)、北見1人(50代男性)、紋別1人(50代女性)、帯広1人(50代男性)。腎機能低下や倦怠(けんたい)感などを訴え、このうち6人が通院している。同社製の「紅麹コレステヘルプ」と「ナイシヘルプ+コレステロール」を摂取していた。

   道内の保健所に寄せられた道民や事業者の相談件数は、9日までに累計で187件となった。